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Vol.5

 

「ピアノカーニバルと私」 Vol.5 は、 「みんなのピアノカーニバル」のブリランテ部門(※)にご出演、現在、東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程1年生の小林小百合さんをご紹介します。

 

プレ・カーニバルでは彩り溢れるベートーヴェンのソナタOp.109をご披露。音楽とは「心を突き動かされる色彩豊かなもの」であり、将来は聴衆と共感し音楽を表現できる音楽家になりたいと語る小林さんにお話を伺いました。

 

(※)音高・音大などで音楽を専門に学習している方のカテゴリー

 

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ピアノは何歳から始められ、これまでどのように学んでこられたかお聞かせ下さい。

ピアノは3歳から始めました。特に両親が音楽家という訳ではなかったのですが、小さい頃は母が譜読みや練習に付き合ってくれました。地元近くの先生に習いながら、4歳の時に初めてコンクールにチャレンジし、5歳で全国大会に行けた嬉しさはぼんやり今でも覚えています。練習嫌いの子供でしたが、毎年そのコンクールをモチベーションに頑張っていたのは良い思い出です。

練習は泣きながらでも、本番で演奏することは昔から大好きで、いくら怒られても「ピアノはやめない」と話していたらしく、幼いながらに感じていたその気持ちが今でも続いているという感覚です。当時教えて頂いた先生方に音高、藝大を勧めて頂き、そこで実際に今でも音楽を学び続けられている環境にも感謝していますし、先生方とのご縁にも恵まれて、音楽や素晴らしい技術だけでなく、演奏家としてや人としての在り方などに至るまで今でもたくさん学ばせて頂いています。

 

現在、どのような学生生活を送っておられますか?

現在は東京藝術大学の学部時代を経て、同大学院にて研鑽を積んでいます。昨年度はコロナ禍により、授業もオンライン、演奏会も中止の連続という演奏家としても1人の人間としても苦しい状況でした。今でもまだ不安定な情勢により、満足に練習室などが使える状況ではありませんが、レッスンは先生の隣で音を感じ、指導を受けることができたり、実技授業も対面で受けることができるようになりました。

大学院では先生方のレッスンや講義を受けて学べるだけでなく、同期や先輩方の音も聴き、お互い意見交換をすることで学べていることも多くあります。

室内楽やデュオ、伴奏をさせて頂ける機会が増えてきたのも私にとってはとても大きな音楽経験の1つです。

 

音楽以外で興味のあることを教えてください。

最近は気分転換によくお散歩に出かけています。調子の良い日は少し走ってみたり(笑)。運動することでリフレッシュになるだけでなく、歩いてみることで見つけられる街並みや美味しそうなお店の発見、小さくひっそり咲いているお花との出会いや、温度や季節の変化を楽しんでいます♪

 

これまでで最も印象的な音楽経験は何でしょうか?

色んなシーンで印象的な瞬間があった為難しい質問ですが…

高校卒業時の卒業演奏会でコンサートホールの大ホールにてほぼ満員のお客様の前で演奏でき、温かい盛大な拍手と歓声を頂けたことは今でも心に残っています。また、音楽が大好きでずっと応援してくれていた祖母が旅立った時、祖母の大好きだったショパン:ノクターン遺作を献奏したことは私の中で忘れられない音楽経験の1つです。今でもきっとどこかで応援し、見守ってくれていると思うので辛い時も大きな支えとなっています。

 

ピアノや音楽が小林さんにとってどのようなものか、お聞かせ下さい。

一言で表すのはとても難しいですが、私にとって音楽は"心を突き動かされる色彩豊かなもの"です。まだまだ未熟で若僧の私ですが、これまで出会った素晴らしい音楽家や音楽だけでも様々な音の色彩や何とも言えない感情を幾度となく経験しました。1つの楽器からこんなにもたくさんの音の色彩が感じられるものかと感動したり、言葉で表す前に涙が溢れるような音に出会えたりと音楽は人の心を動かす素晴らしいものだと私は感じます。

ピアノは気づけば20年一緒にいる存在で、苦楽を共にした仲間というか、もはや私の一部と言いたいところです。でも年齢を重ねるにつれまだまだ分かり合えると言うには程遠い存在だとつくづく感じるので、これからもよろしくお願いします。という気持ちです(笑)

 

初めての「ピアノカーニバル」はいかがでしたか?

ピアノカーニバルは初めて参加させて頂いたのですが、会場やお客様ともにとても温かい雰囲気を感じました。小さいお子様から大人の方まで様々な部門があり、お仕事をされながらも合間を縫ってピアノを練習し、カーニバルに出演されていた方を拝見したのが特に印象的です。

カーニバルの名のごとく年齢、環境問わず"音楽を楽しもう"というコンセプトや出演者の方々、審査員の先生方の講評などから、改めて音楽の本質を考えることができる良い機会となりました。

 

最後に、将来の夢や今後チャレンジされたいことなどをお聞かせ下さい。

将来の夢は、素晴らしい作品を残した作曲家への敬意を忘れず、聴衆の方々と"共感"して音楽を表現できる音楽家になりたいと考えています。決して独りよがりではなく、でも自分にしか出せない音を音楽にして表現する。私がこれまでに感動してきたような音の色彩を届けられる演奏家になりたいですね。

そのためにもまだまだこれからたくさん経験を積んでいきたいですし、ソロの研鑽を積むだけでなく、近い目標としてはピアノコンチェルトをオーケストラと共演してみたいと強く考えています。

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小林小百合さん、ありがとうございました。これからもぜひ、素敵な音楽ライフをお送りください♪(2022年1月)

 

 

Vol.4

 

「ピアノカーニバルと私」 Vol.4 は、いつもプレ・カーニバル東京大会でお世話になっているゲストアーティストの春畑セロリさん(作曲家)にご登場いただきます。事務局へもいつも温かさと心を寄せて下さっており、そのお人柄は本当に魅力的です。

ピアノカーニバルの印象や雰囲気などについてお聞かせください。

いつも東京プレカーニバルにお邪魔しているのですが、雰囲気のよい小さな会場に施されたスタッフさん手作りの飾り付けが可愛らしくて、心が温まります。演奏者と客席が近いこともあって、緊張がほぐれる方と、かえって緊張される方がいらっしゃるでしょうね。そんな様子も、とても微笑ましく感じます。……などと、上から目線で語っている場合じゃありません。みなさんの、プロ顔負けの緻密な演奏、工夫いっぱいのステージング、渾身の曲解釈には、いつも圧倒されています。何より、ピアノに対する愛や情熱のほとばしりにはクラクラするくらい。とくに、プログラムの出演者コメントには、人生においていかにピアノが大切であるかが綴られていることもしばしばで、思わず目頭が熱くなります。この日ここに集えた一期一会に、毎回感動しています。

「とても励みになる」「大切に何度も読みかえしている」などお声をいただいているコメント用紙。どのような想いでお書きくださっていますか?

みなさんがどれほどこの用紙を大切に思ってくださっているかよく知っているので、評価とかダメ出しとかということでなく、何か今後につながるような実のあることを書きたい!と思うのですが、耳から入る音楽が右脳を刺激している間に、左脳を駆使して言葉を書くのは本当にむずかしい! 誤字脱字、意味不明、支離滅裂、ほんとゴメンナサイ!

今後、ピアノカーニバルに期待、希望されることなどがあれば、お聞かせください。

まだスタートしたばかりのプロジェクトなのに、年々、進化し続けていくのが素晴らしいと思います。岡原さんの「おーい、この日、ヒマかぁ〜?」で始まったピアノカーニバルとのお付き合いですが、さらにどんな進化を遂げて行くか楽しみです。東京大会は、どちらかというとマジメな演奏が多い(土地柄?!)ので、ぶっ飛んだステージも期待していますよ〜!

Op.4ご出演予定の皆さま、ご出演を検討中の皆さまにぜひ、メッセージをお寄せください。

 聴衆の前で弾く体験は、思いもよらない緊張や苦悩や、時には挫折をもたらすこともあるのですが、必ず、それらのすべてに報いるような貴重な成果を残してくれます。ぜひ期待に胸をときめかせてご出演ください。ピアノの技ではなく、あなたのピアノ愛をご披露ください。

 今後のご自身のご予定をお聞かせください。

★小原孝監修『ピアノと友だちになる50の方法』シリーズ中の1冊「コードネーム」(ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス)が5月に発売済

★樹原涼子・轟千尋との共著 ピアノ曲集「ある日、オリーブの丘で」(音楽之友社)が10月発売予定、

※なお、この出版に関連し、著者3人による作曲家談話室を、11月2日(火)10時30分より、カワイ表参道パウゼにて開催(配信も予定)

★春畑セロリのお気楽交流チャンネル【Celericぽよよんパーク】を開始しました。

詳細は http://www.trigo.co.jp/blog/2021/05/777/

YouTubeチャンネルは https://www.youtube.com/channel/UC4A0jaE4OGu-4jEDLEZAdyw

みなさんのご投稿、お待ちしていま〜す。

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春畑セロリさん、素敵なインタビューご回答をありがとうございました♪(2021年8月)

 

 

Vol.3

「ピアノカーニバルと私」 Vol.3 は、Op.1とOp.2でステキなアンサンブルを、Op.3 ではソロでとても美しいシューベルトを披露してくださった東京都在住の飯島就子さんをご紹介します。

初回から毎年ご出演くださっている飯島さん。感染症拡大による影響で開催した「Op.2 カーニバルon YouTube」では心温まるチェロとのアンサンブル動画をお寄せくださり、ピアノへの深い想いがいつもひしひしと伝わってきます。

ピアノとの出会いについてお聞かせください

母と伯母が音大を卒業していて、家にピアノがあり、いつでも好きなときに弾いていました。4歳のとき、伯母が主催のピアノ教室の発表会に、高校生や大学生の大きい生徒さんに混じって初めて参加、母と手をつないでステージにあがり連弾をしたことが、母との1番の楽しい思い出です。

普段、どのようにピアノと関わっておられますか?

好きなピアニストのコンサートやリサイタルへよく出かけてます。ピアノを1日弾かないでいると、夜には「鍵盤さわりたい」ってなるので(中毒?)旅行などで家を空ける時以外はたとえ3〜4分でも毎日何か小品などを弾いています。10数年前から毎年参加している教室の発表会では、ソロでは淋しいのと極度に緊張してしまうので、連弾や他の生徒さんの歌伴奏を楽しんでいます。

飯島さんにとってピアノや音楽はどのようなものでしょうか?

幼少時、毎晩寝るときは母がトロイメライをかけてくれていました。家にクラシックのレコードがたくさんあり、小学校から帰宅するとお気に入りの『白鳥の湖』の「ワルツ」と「情景」をよく聴いていました。2歳下の弟がヴァイオリンを習っていて、家で練習しているのをあまり見たことはなかったけれど、たまに隣りの部屋からギィーッとか聞こえてくると、決してキレイな音じゃないのに何故か心地よくて、「頑張れ〜」って気持ちで微笑ましく聴いていました。母が弾くピアノを聴くのも好きでした。生活の中に普通に音楽がありました。

好きなクラシックのコンサートにしょっちゅう出かけていましたがコロナ禍で次々と中止になり、2020年3月のセロリさんのリサイタル以降、しばらく生演奏を聴けずにいました。その4ヶ月後、東京フィルの定演でラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を聴いたとき、嬉しさで涙がポロポロ出てきてしばらく収まりませんでした。

音楽は「心を豊かにしてくれる」とかいうレベルではなく、「なくてはならないもの」だと実感しました。(たった4ヶ月間コンサートに行けなかっただけなのに、生演奏にこれほど感動した理由は、あとになってNHK番組「皮膚はゼロ番目の脳」を観て納得しました)

ピアノカーニバルとのご縁や印象、思い出についてお聞かせください

母の期待が重くなり母との仲も悪くなって10代前半でやめてしまいましたが、大人になってから再開するとピアノが好きでしかたなくなり、「この曲弾けるようになりたい!」と思うと地味な練習も信じられないほど楽しくなりました。毎年の発表会での連弾も、曲選びから合わせ練習、本番の緊張と喜び、終わった後の満足感という、流れのすべてが楽しみになりました。

そんなときカーニバルのことを知り、「わ、楽しそう! 参加したい!」でもすでに東京大会は申込み締切が1週間後に迫っていて「あ、ダメだ、持ち曲が無い…」なのでその時ちょうど室内楽の教室で弾いていたラフマニノフのチェロソナタで、急きょチェロ弾きの友人を誘って応募しました。

まるでお誕生日パーティーのように飾り付けられた会場に、弾くのも聴くのも楽しもうと集まったピアノ好きのみなさん。楽しい雰囲気がすぐに伝わってきました。そしてなにより審査員のかたがた。プロの芸術家のかたがたが、会のあいだじゅうずっと優しい表情をしてらして、「評価」ではなく、温かいコメントをくださるというもの。こんな会があるんだな〜、参加できて良かったな〜と胸がいっぱいになりました。

Op1と2はアンサンブルをしましたが、3回目はソロで参加しました。人前での数年ぶりのソロは緊張がひどく、弾きながら指が小刻みに震え続けていて泣きそうでしたが、演奏中はずっと会場の温かい雰囲気を全身で感じていました。

今後の夢やチャレンジしたいことなどがあれば、ぜひお聞かせください

クラシックしか弾いてこなかったのでラテン音楽、タンゴに挑戦したいです。先日チェロ弾きの友人とピアソラのグランタンゴを合わせたとき、曲の後半は特に苦労しました。リズムパターンはたくさんあるものの片手ずつ弾けばなんてことないのに、両手になった途端アクセントがズレたり、左手のシンコペーションに右手がつられたりと、まるで別の曲のように難しくなってしまうのです。自然にリズムにのれるようになるまで練習し、カッコ良く弾けるようになりたいなと思ってます。

最後に、コメントがありましたらご自由にお寄せください

Op1から大事にとってある岡原先生、セロリさん、村井秀清さん、三ツ矢直生さん、そらさん、青柳いづみこさん、西村由紀江さん、本山一城さんからいただいた直筆のコメントは、日々の練習の励みや次につなぐ大切なモチベーションになっていて、今後の音楽人生の宝物です。Op4もぜひ参加させていただきます。

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飯島就子さん、ありがとうございました。これからもぜひ、素敵な音楽ライフをお送りください♪(2021年8月)

Vol.2

「ピアノカーニバルと私」 Vol.2 は、前回 Op.3 でステキな親子連弾を披露してくださった大阪府在住の北岡里奈さんと愛里さんをご紹介します。

温かい眼差しでのお母さま(里奈さん)によるセコンドに、なんとも愛らしく活き活きとした音楽でプリモを担当した愛里さん(7才)。曲の途中、愛里さんがイスの隅に準備していたカスタネットに持ち替えて演奏するというアレンジもあり、会場を笑顔で包みました。

ピアノとの出会いについてお聞かせください

(里奈さん)幼い時から家にピアノが置かれていたので、気づけば現在までピアノを弾いています。4歳頃から母に連れられ、ピアノのレッスンへ通うようになりました。音楽教室に通っていたので、レッスン室にはピアノがあり、中でもソルフェージュの聴音や書き取りが好きでした。私のそばには、いつもピアノがありました。

(愛里さん)私が0歳の時から、お母さんがたくさんの音楽を弾いてくれてました。3歳頃になって、お母さんがひいているときに、たまにひくようになりました。それが私のピアノとの出会いです。

普段、どのようにピアノと関わっておられますか?

(里奈さん)ふだんは、私の生徒さんに、音楽の楽しさを知ってもらい、笑顔が増えるように色々なアイディアを考えています。また、私自身としては、好きな曲のレパートリーを増やしたく、練習に取り組んでいます。娘との時間が増えたことで、曲の好みも変わり、毎回新鮮な気持ちでピアノと、関わっています。

(愛里さん)週末、お休みの日に5曲程度練習をしています。学校のある日は、朝に少し弾いています。いつも、きれいな音が出るように心がけています。

ピアノカーニバルとのご縁や思い出についてお聞かせください

(里奈さん)娘が通っている音楽教室に、ふと赤いドレスの女の子のイラストが目にとまり、ピアノカーニバルの案内を、手に取らせて頂きました。コンクールでもなく、発表会でもなく、何かすてきな予感がするカーニバルに、娘と出演してみたい!と思いました。家での練習は、どんな風に曲を仕上げようかと二人で話し合ったり考えたりした事も、良い思い出になっています。いざ本番を迎えると、緊張しましたが、審査員の先生方、出演者の方も、みなさん笑顔で迎えて下さり、落ち着いて楽しく演奏できました。感度良好賞を頂いたことで、中野涼子さんや、野山真希さん、堀江政生さんと素敵な出会いをさせて頂き感無量でした。素晴らしい先生方のあたたかいお言葉も頂き、カーニバルでの思い出全てが、宝物となっています。

(愛里さん)えんそう前にドキドキしていたけれど、中野涼子さんや、たくさんの大人の方、スタッフの人たちがやさしくして下さったので、安心して弾くことができました。しんかんせんで帰っていたときに感度良好賞のお知らせをきいて、とてもうれしかったのが思い出です。

北岡さん親子にとってピアノや音楽とはどのようなものでしょうか?

(里奈さん)いつも自然とそばにある、私の生活の一部です。音楽があることで、心が癒されたり、感動したり、笑顔になったり、人生を豊かにしてくれるものだと思います。

(愛里さん)私は、伝記や物語などの読書が大好きです。ピアノや音楽も、同じように大好きです。

親子連弾の楽しさ(や難しさ)についてお聞かせください

(里奈さん)親子なので、似ている感性があるようで、何も言わずとも呼吸が合うところが楽しく、音楽がまとまった時は嬉しいです。一方、意見がぶつかり合うこともあるので、お互いを尊重し合おうと改めて考え直します。

(愛里さん)親子連弾では、いっしょに息をあわせることや、心を一つにすることが難しいけれど、出来るようになると、楽しいです。

最後に、今後の夢やチャレンジしたいことなどがあれば、ぜひお聞かせください

(里奈さん)親子連弾ならではの、レパートリーを今後増やしていきたいです。ソロでも、それぞれがチャレンジできたらいいなと思います。憧れの方、西村由紀江さんの曲を上手く弾けるようになって聴いてもらいたいです。また、音楽を素敵にアレンジできるようになるのが目標です。コロナ禍の窮屈な時ではありますが、色々な方と出会って、音楽を通して豊かなライフを送りたいです。

(愛里さん)夢は、自分で曲を作れるようになりたいです。そのために、がんばりたいです。チャレンジしたいことはピアノだけではなく、色々な楽器にも触れてみたいです。

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北岡里奈さん、愛里さん、ありがとうございました。これからもぜひ、素敵な音楽ライフをお送りください♪(2021年7月)

​Vo.1

 

ピアノカーニバルにご出演の皆さまは、それぞれに素晴らしいストーリーをお持ちです。今回、Op.2 で素敵なマリンバ、そして、Op.3 ではピアノソロとアンサンブル(お母さまと叔母さまと)でステキな演奏を披露してくださった仙台在住の高橋直樹さんをご紹介します。

 

高橋さんは生まれつき両手指 2 指、両手足指3指欠損、両耳も手術するも聴力が戻らないため補聴器をご使用。さらに、3 年前から両目の病気を患われ、東京まで通院治療を続けておられるそうですが、豊かに音楽と向きあっておられるその姿は希望で満ちあふれておられます。

 

音楽との出会いについてお聞かせください

音楽の環境があり、リハビリのために母は私にピアノを使って遊びの中で指を動かすことをさせてくれました。聴力や握力のリハビリにと小学 3 年からマリンバをはじめ、大学まで星律子氏に指導を受け、就職後は池上英樹氏と出会い、現在は池上氏に指導を受けています。

 

普段、どのように音楽と関わっておられますか?

現在は治療とリハビリの合間に眼の状態をみながら自宅でマリンバとピアノ 1 時間程度練習を行っています。演奏依頼がくることもあるので、そのためにも練習をしております。

 

高橋さんにとって音楽とはどのようなものでしょうか?

音楽を続けていたので沢山の方々との出会いができました。様々な方とそして世界とつないでくれる扉であり、私を表現してくれる相棒のようなもの。北は北海道から南は鹿児島、カナダやカーネギーホールと様々な場所で演奏をさせてもらい、演奏や表現について勉強をする機会もいただきました。

 

ピアノカーニバルとのご縁についてお聞かせください

ピアノカーニバルについては、眼の状態が幾分落ち着き今後の治療方針も決まった際、偶然楽器店で第二回開催のチラシを手に取った時が最初です。ただ眼の治療方針が決まったと言っても、手術しか方法がなく、またすぐに手術ができるわけではなく点眼液などで進行を遅らせている状態です。そのため、そのチラシを偶然手に取った時には、これが母と演奏する最後の機会になるかな、と思っていました。

 

第二回目出演した後には、今度はピアノで出てみたいと思い、参加資格年齢が 40 歳までにこの眼の状態でもどうにか練習して 1 曲用意できるのではと新たな目標ができたのを覚えています。第三回では出場年齢が 35 歳以上と変更になり、西村由紀江様が私のために曲を提供してくださり出演できうれしかったです。

 

離れてお住まいのお母さまと叔母さま(関東在住)とのアンサンブルは、どのようにされたのでしょうか?

第三回目では母と叔母と一緒に演奏をさせていただきました。母と私の家では車で約 1 時間半の距離で何とか合わせることはできましたが、東京に住んでいる叔母と3 人で合わせる際が一番苦労しました。リモートでの練習をしてみたのですが、音も遅れて聴こえてきますし、アンサンブルのお互いの息を合わせるのに難しかったです。その後は、1・2 か月に一度通院で東京に行った際にアンサンブル練習をしましたが、少ない回数と練習時間のため叔父にも協力をしてもらい集中して練習をしました。

 

今回はマリンバではなく様々な小楽器を使用してのピアノとのアンサンブルで、5つの小物楽器を使って演奏するとは思っていなく初めての演奏だったので楽しく、またなにより今回は母とだけではなく叔母とも演奏することができ今までの演奏の中で楽しく、また勉強になりました。

 

最後に、今後の夢やチャレンジされたいことなどがあれば、ぜひお聞かせください

西村由紀江様に提供していただいた曲を全国で弾いてみたいと思います。まだまだ勉強が足らない、いつかコンサートを開きたいと思っています。

 

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高橋さん、ありがとうございました。これからもぜひ、素敵な音楽ライフをお送りください♪(2021年6月)